千葉市美術館開館10周年記念
ミラノ展 −都市の芸術と歴史−
会 期 |
平成17年10月25日[火]−12月4日[日] |
休館日 |
毎週月曜日 |
開館時間 |
午前10時〜午後6時(入場は5時30分まで)
金曜日は午後8時まで (入場は7時30分まで) |
会 場 |
千葉市美術館 7階展示室 |
観覧料 |
一 般 :1000円(800円)
大学・高校生:700円(560円)
中学・小学生:無料
※( )内は前売りおよび団体30人以上の料金
※前売券はJR東日本の主なみどりの窓口、びゅうプラザ等でお求めください。
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主 催 |
千葉市美術館 読売新聞東京本社 NHK千葉放送局 |
企 画 |
パラッツオ・レアーレ(ミラノ)
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後 援 |
外務省 文化庁 イタリア大使館 |
協 賛 |
大成建設株式会社 |
協 力 |
アリタリア航空 |
同時開催 |
「江戸絵画のたのしみ」
8階展示室/平成17年10月25日[火]〜12月4日[日] |
千葉市美術館
公式ホームページ |
http://www.city.chiba.jp/art/ |
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企画趣旨
この展覧会では、紀元前4世紀からの歴史を有し、街並には中世の名残を残しながらも最新流行ファッションを発信するという古い歴史と最先端の現在とが同居する魅力的な都市、ミラノの美術館・博物館所蔵の作品によってミラノの歴史・文化・芸術の魅力を伝えます。
本展覧会ではレオナルド・ダ・ヴィンチ自身の素描の他、影響を受けたチェーザレ・ダ・セスト、ブラマンティーノ、ベルナルディーノ・ルイーニといった画家の作品も展示します。その他、出品作品はローマ帝国時代の初期キリスト教美術から、フォッパなどのルネサンスの名画、セガンティーニ、ボッチョーニ、モランディといった近現代美術までを幅広く含みます。
ぜひ展覧会場で実際に作品に触れ、総合的な歴史・文化の魅力をたっぷりとお楽しみいただきたいと存じます。
レオナルド・ダ・ヴィンチとミラノ
ミラノといえば、レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》がよく知られています。それもそのはず、レオナルドはミラノに二度にわたって通算25年滞在し、画家として、設計者として、発明家として活躍したのです。現在ルーブル美術館に所蔵される《モナリザ》をはじめとした傑作もミラノで生まれました。本展覧会には素描作品《レダの頭部》《キリストの頭部》の2点が初来日します。弟子チェーザレ・ダ・セストによる出品作《聖母子と子羊》はレオナルドの《聖母子と聖アンナ》(ルーブル美術館)の構図を利用しています。またマルコ・ドッジョーノによる出品作《カナの婚礼》はレオナルドの《最後の晩餐》の影響を受けた作品です。
美術館・博物館の街ミラノ
ファッションの街、スカラ座のオペラの街であるミラノはまた美術館・博物館の街でもあります。今回のミラノ展はミラノ市内の特色ある美術館・博物館16館の協力を得ています。ブレラ美術館はナポレオンがイタリアを支配したときに設立され、パリのルーブル美術館の姉妹館的な成り立ちです。ミラノ市のコレクションであるスフォルツァ城市立博物館はロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館にも匹敵する広範囲なコレクションを誇ります。ポルディ・ペッツオーリ美術館は19世紀の貴族の邸宅を美術館にした極めてユニークな美術館です。ミラノは大司教の司教座が置かれた都市でもあり、そのコレクションを伝える司教区博物館、ミラノのシンボルであるドゥオーモの大聖堂博物館からも本展覧会に協力を得ています。
展示内容
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レオナルド・ダ・ヴィンチ
およびロンバルディア地方の画家
《キリストの頭部》
ブレラ美術館 |
レオナルド・ダ・ヴィンチ
《レダの頭部》
スフォルツァ城市立博物館、素描室 |
ロレンツォ・ロット
《若者の肖像》
スフォルツァ城市立博物館、絵画館 |
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ビザンティン様式の彫刻家
《皇帝妃テオドラの頭部像》
スフォルツァ城市立博物館、
古美術コレクション |
ジョヴァンニ・セガンティーニ
《水飲み場のアルプスの雌牛》
ミラノ市立近代美術館 |
ジョルジョ・モランディ
《静物》
ミラノ市立現代美術館 |
関連企画
◇ 記念講演会
11月12日[土]午後2時より 講師 小佐野重利(東京大学教授)
演題「ヴィスコンティ公爵家およびスフォルツァ公爵家のミラノ美術
−ジョヴァンニーノ・デ・グラッシからレオナルド・ダ・ヴィンチまで−」
*美術館11階講堂にて 先着150人 聴講無料
◇ トークイベント
11月27日[日]午後2時より 出演 ダリオ・ポニッスイ(俳優・演出家)
NHKイタリア語講座などでおなじみのダリオさんが、音楽を交えて北イタリアの文化を紹介します。
*美術館11階講堂にて 先着150人 入場無料
◇ レクチャー
10月26日[水]午後3時〜/12月3日[土]午後2時〜
新保淳乃(川村学園女子大学・千葉大学非常勤講師)
11月16日[水]午後3時〜/11月26日[土]午後2時〜/11月30日[水]午後3時〜
当館学芸員
より専門的な内容をご希望の方は新保講師のレクチャーにご参加ください。
*美術館11階講堂にて 先着150人 入場無料
◇ イタリア映画上映会
ヴィスコンティとタヴィアーニ兄弟(共催:イタリア文化会館)
11月19日[土] 午後1時〜 「サン★ロレンツォの夜」(1982年、伊)
監督:パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニ
午後3時〜 「夏の嵐」(1954年、伊)
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
11月20日[日] 午前11時〜 「父 パードレ・パドローネ」(1977年、伊)
監督:パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニ
午後2時〜 「家族の肖像」(1974年、伊・仏)
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
うち2作品については別日程でも上映します。
「夏の嵐」10月29日[土]・11月13日[日]午後2時〜
「家族の肖像」11月6日[日]・12月4日[日]午後2時〜
*美術館11階講堂にて 先着150人 入場無料
◇ ギャラリートーク
毎週水曜日 午後2時より 会場入口にお集まりください。
◇ イタリアワインの夕べ
10月28日[金]・11月11日[金]・11月25日[金]午後5時〜
ミラノ展見学とイタリアワインとイタリア料理のコースをご用意しております。
*定員:各回8人(多数の場合抽選) 参加費:5,000円
*申込:各開催日の7日前必着。往復はがきに、住所、氏名、希望日、参加人数、電話番号、返信用の宛先を明記して、下記へお送り下さい。
〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8 千葉市美術館ワイン係へ。
◇ アフタヌーンコンサート〜イタリア音楽の調べ〜
11月19日[土]午後12時〜 東京フィルハーモニー交響楽団
出演 ヴァイオリン:三浦章弘/藤村政芳 ビオラ:高平純 チェロ:服部誠
曲目 ヴォルフ/イタリアンセレナード ヴェルディ/弦楽四重奏曲 ホ短調
*美術館1階さや堂ホール 先着150人 入場無料 |